オープンウォーターススイマー節政健一がお送りする【津軽海峡横断泳までの道のり】。vol.6は「OWS検定」のご紹介です。
海で泳ぐ力を把握するために
津軽海峡横断泳挑戦に向けてOWSについて色々と調べていると「OWS検定」というものがあることを知り、自分の海を泳ぐ力を把握するために受験してみることしました。受験したのは最もレベルの高い1級。検定内容は1500mのタイム測定、400m個人メドレー、立ち泳ぎ、技術泳などです。タイム測定、技術泳などは問題なくクリアしたのですが、検定の最後に行われた5分間の立ち泳ぎには苦戦しました。
5分間の最後の1分は両肘を水面から上げての立ち泳ぎ。普段の練習で立ち泳ぎをする機会がなかったので、巻き足が思うようにできず、沈みそうになるのを必死に堪えてなんとかクリアすることができました。そして、無事に全項目クリアして九州人第一号というおまけ付きでOWS検定1級に合格することができました。
さらにこの検定会に来ていた日本水泳連盟OWS委員の方との出会いが津軽海峡横断泳挑戦へとつながる重要なきっかけともなりました。
OWS検定を受けよう!
海・川・湖など自然を舞台に泳ぐOWSには高い泳力に加え、特有の技術が必要とされます。日本水泳連盟が主催するOWS検定ではOWSに必要な泳力と特有の技能の習熟度を認定するもので、1級~5級に分かれており自分のレベルに応じた検定級を選択して受験することができます。その中でも1級はOWS指導員資格取得へつながる重要な資格になっています。検定内容はどれも実際のレースで必要な技術ばかりなので、次へのステップアップと自分の力量を試す意味でもOWS検定に挑戦してみてはいかがでしょうか?
毎年全国各地で検定会が開催されており、開催地と各級の検定内容は日本水泳連盟公式サイトで確認することができます。
■OWS検定のご案内
http://www.swim.or.jp/compe_ows/test_guide.php
OWS検定を通じて、OWSに必要な泳力や技術を確実に身につけ、安全で楽しいOWSライフを満喫しましょう!
■節政健一の「津軽海峡横断泳までの道のり」シリーズ
【vol.5】OWS大会に向けて実施したい「泳ぎ込み」とは?
【vol.4】OWSで必須のテクニック「両側呼吸」
【vol.3】泳ぐだけじゃない、OWS大会の楽しみは……?
【vol.2】私のOWS大会デビュー
【vol.1】私がOWSスイマーになったきっかけ