日本のプールの多くは直線が25mか50mです。25mのプールは短水路、50mプールは長水路と呼ばれたりもします。例えば、短水路プールで100m泳ぐとすると、25m×4回泳ぐことになるので、3回折り返しが発生します。その折り返しで必要となるテクニックが「ターン」です。海や湖で泳ぐトライアスロンやオープンウォータースイミングの選手はレースではターンは必要ないかもしれませんが、そんな方々も普段の練習はプールだと思いますし、プールでのレースも出場することもあるかと思いますので、しっかりと「ターン」のテクニックを修得するようにしましょう!
今回は、ターンの基本である「タッチターン」の方法をご紹介いたします。
一番大事なポイントは「ちゃんと壁を蹴ること」
まずはこちらをご覧ください。撮影角度の違う2つの動画をご用意しました。
①スピードを落とさずに身体を斜めに傾けてタッチ
タッチターンも「水の抵抗」をいかに減らすかが大事になります。この後の動作のために斜めに身体を傾けて壁にタッチしましょう。
②足を壁につけ、上を向いて身体を水中に沈めよう
ここが一番のポイントです。タッチターンはいかに身体をうまく水中に沈められるかがカギになります。身体を斜めに傾けて壁にタッチした後、そのまま斜めに身体を水中に沈めていきましょう。
③壁につけた足の位置まで身体を沈めてから壁を蹴る
「ちゃんと壁を蹴る」ためには、壁をまっすぐ蹴る必要があります。つまり、先に壁につけた足の位置まで身体を沈め、床に対して真っ直ぐな姿勢になってから壁を蹴りましょう。このとき、身体は斜めになっていても構いません。むしろ斜めになることになるでしょう。いずれにせよ、床に対して身体が平行になっていることがとても大切です。
いかがだったでしょうか?「泳ぎ」のテクニックとはちょっと違った水泳のテクニック「ターン」。なかなかちゃんと練習する機会は少ないかなとは思いますが、とても大切なテクニックですのでしっかりと意識して練習するようにしましょうね!
【クロールのターン】
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