夏のレースで頻繁におきてしまう脱水症状。
特に日本は4~10月にたくさん大会があるので、暑い中レースをしなければなりません。
そんな中、レースをすると脱水症状に陥る人が出てきます。
脱水症状になってしまうと、レースはもちろん、次の日のお仕事や、仲間や家族に迷惑をかけてしまいますよね。
中には前日にたくさん水を飲んだのに脱水症状になってしまった。という方もいらっしゃると思います。
しかし、たった1日では体内に十分な水分はとどまりません。
(やらないよりましですよ!)
暑くてもトライアスロンを楽しみたい!
そんな方はぜひ「ウォーターローディング」をお試しください。
今回は、ウォーターローディングを行う際の2つのポイントと、2つの期待できるであろうメリットをご紹介します。
■ウォーターローディングの方法
1.レースの1週間前から水分補給を増やす。
レース前に炭水化物の摂取量を増やして、体にエネルギーをため込むカーボローディングと同じように、レース前に水分をたくさんとって、体内水分量を増やしていきます。
目安としては、1週間前から、1L~2Lくらい増やしていきましょう。
寝る前に一気に飲むのではなく、1日を通してちびちび飲んでいきましょう。
2.適した飲料物
ウォーターローディングの際に気を付けていただきたいのは、飲料の種類です。
体内から水分が排出される際、水分だけでなく、ミネラルも排出されます。
そのため、真水だけ摂取しても、あまり効果がありません。
スポーツドリンク、あるいは硬水をおすすめします。
私はカーボローディング目的も含めて、ポカリスエットやグリーンダカラといった、カロリーがそれなりに入っているものを選択しています。
また、コーヒーやエナジードリンクのような、カフェインが入っているものは徐々に減らしていきましょう。
カフェインは体内の水分を排出する効果があるので、ウォーターローディングの効果が薄れてしまいます。
もちろんアルコールも減らしましょうね!!!!
■ウォーターローディングをするメリット
1.脱水症状を防ぐ
6~9月のレースで一番多いであろう、脱水症状によるトラブル。
ゴールした後、救護テントにお世話になったことのある人もいるのではないでしょうか。
脱水症状といえども、ひどくなり、熱中症になってしまったら、かなしいできごとを招きます。
トライアスロンを楽しむためにも、ウォーターローディングをしてリスクを減らしていきましょう。
2.パフォーマンス低下を防ぐ
「体内の水分量が〇〇%減ると、パフォーマンスが低下する」
なんていうCMがありましたよね!
ずばりその通りで、体内の水分量が減るとパフォーマンスが低下します。
せっかくレースに出るなら、全力を尽くしたいですよね!
いかがだったでしょうか?
体内水分は適正範囲というものがありますので、常に多いとむくみを招く原因となります。
期間を決めて、レースに向けた準備をして、楽しいトライアスロンライフをお送りください!