『冬は寒いから潜りたくないなー』
多くのダイバーがつぶやく言葉。
”ダイビング”といえば、夏のスポーツ。冬の海も透明度が高くてきれいだけれど、寒さには敵わない。
でも、冬だって、やっぱり潜りたいですよね?
『寒いのは嫌だけど、潜りたい!』
そんなダイバーの願いを叶えてくれる場所、『Dive Cube』(ダイブキューブ)は、台湾の台中(タイチュン)にあります。
今回はフリーダイビング(素潜り)の練習のために、こちらでお世話になりました。
『Dive Cube』ってどんなところ?
アジア初!深さ21mの宿泊施設付き屋内ダイビングプール
2017年3月オープンの屋内ダイビングプール。スキューバダイビングやフリーダイビングの練習をするための施設として作られました。
宿泊施設やレストランも完備されているため、国内外から多くのダイバーが集まり、ここで練習をしています。
プールの水温は30-32℃。もちろん波はなく透明度抜群。水温が高いので、フリーダイビングの練習はウェットスーツなしでも平気。
こちらはフリーダイビングの練習スペース。このようにプールにいくつものフロート(浮き輪)を浮かべ、そこからロープを垂らします。このロープに沿って、垂直に潜る練習をします。
淡水なので、海よりもだいぶ浮力が少ないです。わたしはいつも海では1kgの重りを使いますが、ここではなしでも平気。それでも、潜っていくスピードは早かったです。
プールの構造はこんな感じ。外から見たときに、「本当に深さが21mもあるのかしら…」と疑ったけれど、これを見て納得。1番浅い場所は深さ1.3m。
そこから段々と深くなり、1番深い場所は地下に掘ってあって、深さ21mなのです。
『深い場所はこわいな』という方でも、浅い場所で練習できます。
穴の中に入っていくと、けっこう暗い。この穴の底が深さ21mです。
わたしがトレーニングをしに行った時は、ちょうど水中写真の展示がされていて、すっごく素敵でした。潜りながら、思わず見とれてしまう。
朝は窓から差し込んでくる光がきれい。
トレーニング用にプールが利用できるのは朝9時からですが、朝7時〜9時は深さ1.3mの浅いエリアが解放されていて、自由に泳ぐことができます。
レストランの窓からプールを覗くことも出来るので、運がよければ練習中のマーメイドたちを間近で見ることができるかも。
宿泊施設&レストランなど
併設されているホテルには、1人、2人、4人、6人部屋が全部で30部屋。シャンプーやタオル、ドライヤーなどのアメニティーも完備されています。フリー Wifiも使えてネット環境も良いです。
宿泊は朝食付きで、だいたい次のような金額。
1人部屋:NTD$2,200元(7,810円)
2人部屋:NTD$3,500元(1部屋:12,425円)
※1NTD(ニュー台湾ドル)=3.55円:2019年1月21日現在
こちらは宿泊のみの金額で、ダイビングとパッケージになったパックもあります。気になる方は直接問い合わせてみてくださいね。
<Dive Cubeのホームページ(中国語または英語のみ)>
http://www.divecube.com.tw/index.aspx
レストランではイタリアンの食事で、宿泊者は朝食のバイキングを朝7時〜9時まで食べることができます。営業は夜の10時まで。
施設から歩いて10分くらいの場所にも、いくつか美味しいお店があるそうです。
『Dive Cube』までの行き方
『Dive Cube』は台湾の”台中(タイチュン)”という場所にあります。台湾の首都・台北(タイペイ)は台湾の北側。そして台中は真ん中らへん。
赤いピンが立っている場所が台中の『Dive Cube』。地図で見ると、台湾は沖縄の離島と近いことが分かります。
沖縄の那覇空港から台北の台湾桃園国際空港までは直行便で1時間半。安い飛行機だと往復2万円せずに行けます。
ちなみに、日本と台湾の時差は1時間で、日本が1時間進んでいます。
台中への行き方はいくつかあります。
その1:台中空港まで飛行機
台中空港まで飛行機→タクシーで行くルート。東京からは直行便で台中空港まで行けます。所要時間は3〜4時間。
便利ですが少し高いので、費用を抑えたい人や時間に余裕がある人は乗り継ぎがおすすめ。乗り継ぎ場所は、香港や韓国、沖縄、台北など。
台中空港でタクシーを捕まえて、そこから30分ほどで到着。
その2:台北(台湾桃園国際空港)まで飛行機
台湾桃園国際空港まで飛行機→新幹線またはバスに乗りかえて行くルート。
(※台北には松山空港もありますが、今回は台湾桃園国際空港からの行き方を紹介します)
<新幹線に乗りかえるルート>
空港からは新幹線が出ていないので、まず台北駅(台北車站)まで高速バスまたは地下鉄(MRT)で移動します。
・バスで台北駅へ移動
24時間運行で片道500円くらい。所要時間は40分〜70分。(交通事情による)。
・地下鉄で台北駅へ移動
朝6時頃〜夜23時頃まで運行。片道600円くらい。所要時間は快速:約40分、普通:約50分。
台北駅(台北車站)に着いたら新幹線に乗りかえて、台中駅(高鉄台中站)まで1時間くらい。
料金は自由席やグリーン席など、レベルによりますが、だいたい片道2,500円〜4,000円。台中で降りたら、そこからタクシーで20分ほどで到着。
<高速バスに乗りかえるルート>
新幹線よりも時間はかかりますが、24時間運行で本数が多いです。道が混んでいなければ、台湾桃園国際空港から台中のバスターミナル(台中轉運站)までは2時間〜2時間半くらい。片道約1,000円。
終点なので寝ていても安心。わたしは台北の空港到着が真夜中の0時だったため、このルートで行きました。
バスターミナルに着いたら、タクシーで20分ほどで到着。
道が混んでいる場合はもっと時間がかかるので、急ぎの方は新幹線にしましょう。
<注意!>
台中には①『高鉄台中站』と②『台中轉運站』があります。①は新幹線で降りる場所、②は高速バスの乗り場。
わたしは帰りに間違えて①の方に行ってしまい、高速バスに乗り遅れました(笑)
ちなみにタクシーやバスの運転手さんは、あまり英語が話せません。(空港などには英語や日本語の表記がある)
なので、あらかじめ中国語の地図や住所を印刷しておいた方が良いでしょう。
また、タクシーの運転手さん、運転がけっこう荒いし、適当な場所でおろされることもありますのでご注意を。
台湾に来たら『夜市』に行きたい!
「台湾といえば、夜市でしょ!!」ということで、『Dive cube』からタクシーで20分くらいの場所にある夜市へ。
お店がたくさんありすぎて、迷って決められず。なんで食べ歩きって、こんなに楽しいのだろう。台湾のごはんは美味しいのですが、「臭豆腐」だけは苦手で手を出せず…。
台湾の交通費は日本よりも安いですが、食べ物は日本とそんなに変わらないです。
1月でも日中の気温が20℃くらいの台湾。ぜひ遊びに行って、プールで潜ってみてくださいね!
食べ過ぎには注意!(笑)