ムーミン、マリメッコ、オーロラ、サンタクロース、サウナ、北欧雑貨…。
北欧の国「フィンランド」と聞いて、何を想像するでしょうか。
2019年、日本とフィンランドは外交関係を結んで100周年。
これを機にますます両国の関係が深まっていきそうです。
美術館でも日本の着物や陶器などが展示され、遠い北欧の国フィンランドでも日本の伝統文化はその存在感を放っていました。
わたしが今回滞在したのは首都ヘルシンキ。5日ほどでしたが、美術館巡りをしたり、緑がきれいな森をお散歩したり。
過ごしやすい気候と、素敵な街並みにつられて、ついつい動きまわってしまいました。
そして疲れた体をサウナやプールで癒しました。
今回は、わたしがヘルシンキで訪れた、おすすめのサウナやプールをご紹介します。
”フィンランドサウナ”とは?
最近日本でも、フィンランド式のサウナが流行ってますよね。
でも、フィンランドのサウナは、普通のサウナと何が違うのでしょうか?
フィンランドのサウナは、温度が70〜80度くらいで、湿度も高めです。
最大の特徴は「ロウリュウ」。これはサウナストーンに水をかけて蒸気を出し、サウナ自体の温度は変えずに、体感温度をあげることです。 フィンランドではどんなサウナにも水と柄杓が置いてあって、自由にロウリュウできます。
そして、フィンランド式サウナのサウナ室は基本的に木造です。そのため、サウナ室の中にいると木材の香りを楽しめます。
また、アロマ水をサウナストーンにかけて、その香りを楽しむことも。アロマの効果でよりリラックスできます。
ヘルシンキでおすすめのサウナ&プール
たくさんありすぎて迷ってしまうくらい、そこら中にサウナがあるフィンランド。
なかでも、わたしが実際に行ってみた場所をご紹介します。
・ヘルシンキの街を満喫できるAllas sea pool(アッラス シー プール)
写真を見て、「絶対行く!」と決めていました。
ヘルシンキの中心地にあり、マーケット広場のすぐ近く。その立地の良さなどから、観光客に大人気の場所です。
ここには真水の温水プール、海水のプール、真水の子供用プールといった3つの屋外プールとフィンランドサウナがあります。
こんな感じでプールサイドには椅子が置いてあります。ここでのんびり過ごしてもOK。
プール泳いで、フィンランドサウナ入って、ヘルシンキの街並みを眺めながらゆったりと過ごす。
なんて贅沢な時間なんだろう…。
入場料を払うとこのリストバンドを渡され、これで1日中過ごせます。
ここではヨガやスイミングのコースなど、いろんなイベントも開催されているみたい。
営業時間など、詳しくはこちらの公式サイトへ↓
https://www.allasseapool.fi/en/
・オリンピックプールでがっつり泳げるHelsinki Swimming Stadium(ヘルシンキ スイミング スタジアム)
1940年、日中戦争激化のため中止となった”幻の東京オリンピック”。
当時、開催国として名乗りを上げていたヘルシンキで、繰上げ開催される予定でした。が、しかし、こちらも第二次世界大戦の影響で中止。
12年後、1952年にやっとヘルシンキオリンピックの開催を果たします。
このプールは1940年夏季オリンピックのために、フィンランドの建築家Jorma Järvi(ヤルマ・ヤルヴィ)によってデザインされ建てられたもの。
屋外の大きな50mプールは、たくさんの人で賑わっていました。
ここにはフィンランド式サウナもありますよ。
トライアスロンの大会も開催されるそう。大会に向けて泳いでいる人もいました。
営業期間は5月の終わり〜9月の半ばまで。
詳しくはこちらからご確認ください↓
https://www.hel.fi/helsinki/en/culture/sports/outdoor/outdoor-swimming/swimming-stadium
・おしゃれなサウナLöyly Helsinki(ロウリュ ヘルシンキ)
2016年にオープンし、そのスタイリッシュでモダンなつくりから大人気のサウナ。
テレビなどのメディアにもよく登場します。
海沿いにあるので、サウナに入った後そのまま海へ!階段で繋がっていて、行き来できるんです。
実は、わたしが行った日は予約でいっぱいで入れず。どうやら事前に予約しないと入れないようです。
おしゃれなカフェ&バーも併設されているので、サウナに入った後に海を眺めながらゆっくり食事するのもいいですよね!
予約はこちらのサイトからできます↓
http://www.loylyhelsinki.fi/en/front-page/
フィンランド人にとってサウナは生きるうえで欠かせないもの。
家族や友達と行くのはもちろん、仕事の重要な決断も会議ではなくサウナで決められることがあるというくらい。
そして、サウナとセットでスイミングも欠かせないです。サウナで温まった後は冷たい水へ、そしてまたサウナへ。この『温冷を交互に味わう』。これが北欧流のサウナ&スイミングの楽しみ方です。
夏の北欧は日照時間が長く、アウトドアアクティビティが楽しい季節。
寒いのが苦手な方も、夏場の日中は半袖で過ごせるのでおすすめです。
今度は、冬に湖でアイススイミング(寒中水泳)も挑戦したいな。