私たちの生命維持に欠かせない『呼吸』。呼吸が止まる=死を意味します。
そんな最も重要なバイタルサインである呼吸を、己の限界まで止める競技、『フリーダイビング』をみなさんご存知ですか?
私にフリーダイビングを始めるきっかけを与えてくれたのは、ハワイ島で過ごした日々です。
大自然の中で毎日ヨガのトレーニング。食事はヴィーガン(肉や乳製品等の動物性のものをとらない)。電気をほとんど使わず、小便もそのへんにある草木の陰で済ませる生活。
心身共にすっかり浄化されました。
しかし帰国後、都会の生活に戻ると、肩が凝り、呼吸が浅くなり、日に日にストレスが大きくなりました。
そんな時に思い出したのは、ハワイ島での日々。そして溶岩でできた自然の温泉。
温泉といっても熱くなく、朝の練習時によく泳いでいました。
『水中活動がしたい……!』
あの時水面に浮かびながら見た景色がよみがえり、ふと、そんな思いが湧いてきました。
以前、競泳をしていた私は、どうせだったら何か別のことがしたい、ヨガと組み合わせられたらいいな。と思い、トレーニングにヨガが必要不可欠な『フリーダイビング』にたどり着きました。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、、、
本題のフリーダイビングです。
フリーダイビングには複数の種目があり、細かいルールもありますが、今回はざっくりとプールで行う3つの種目をご紹介したいと思います。(写真は私がトレーニングしている時のものです。)
スタティック・アプネア
呼吸を止めて水に浮き、その時間の長さを競う。
ダイナミック・アプネア・ウィズフィン
呼吸を止め、フィンを付けて泳ぎ、水平に何メートル潜水できるかを競う。
ダイナミック・アプネア・ウィズアウトフィン
呼吸を止め、フィン無しで泳ぎ、水平に何メートル潜水できるかを競う。
いかがでしたか?
『何これー?』と興味を持った方、ぜひ一度チャレンジしてみては?!
止まってみると、動いている時には見えなかった自分の状態が見えてきたり、その逆もまた然りです。
動と静のバランスを上手にとりながらトレーニングしていけたらいいなと思います。