トライアスロンスイムで必須のテクニック！初心者におすすめのヘッドアップクロールにて、基本的なヘッドアップのご紹介をしました。さて、今回はより泳ぐスピードをあげられるヘッドアップクロールをご紹介いたします。
そもそもなぜヘッドアップが必要なのかというと、トライアスロンのスイムやOWSなどの海や湖、川などの自然環境で泳ぐ競技は、プールと違ってコースロープもないし、プール底のラインもないし、もしかしたら透明度が低くて全然水の中が見えないかもしれないし……という状況になります。そのため、自分がどこを泳いでいるのか、自分がどの方向に向かっているのかを把握することがとてもとても重要になります。そこで必要になってくるテクニックが「ヘッドアップ」なのです。
ポイントは「タイミング」
まずはこちらの動画をご覧ください。
しかしながら、ただストロークに力を入れて、ヘッドアップしているわけではありません。ポイントは「タイミング」です。ヘッドアップは「ストローク」のプッシュの時に頭をあげることが重要になります。また、息継ぎも同じくストロークのプッシュの時に息継ぎをします。
それを踏まえた上で、今一度動画を確認してみましょう。少々わかりにくいですが、左手がプッシュの時にヘッドアップし、右手がプッシュの時に息継ぎをしているのがわかるかと思います。
体重移動を意識しよう！
では、次に「体重移動」を意識してみましょう。体重移動とはストローク、つまり、腕で水を掻くときにより前に進む（推進力をあげる）ために前に伸ばした手に重心をかけることです。これは、普通のクロールでもぜひ意識したいポイントなのですが、ヘッドアップでは意識することで推進力が全然違ってきます。
ヘッドアップとは、頭を水面から出して前方確認し、その後水中に顔を戻すわけですが、この時にしっかりと伸ばした手に重心をかけるように意識しましょう。軽く斜め下に身体を突っ込んでいくようなイメージを持つとわかりやすいかもしれません。ただ注意したいのは、斜め下に潜りすぎると、次に上がってくるときにストロークしている腕に負担がかなりかかってしまうということ。腕力に自信がある方は問題ないかなと思いますが、自信がない方はほどほどにしましょうね！
いかがだったでしょうか？
ヘッドアップは前方確認することが最大の目的ではありますが、スピードをあげるための「武器」にもなります。ぜひ皆さんチャレンジしてみてください！
【ヘッドアップ】
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