マリンスポーツで人気の国、フィリピン。
一年を通して暖かく、物価が安い、日本からのアクセスも良いことから、毎年多くの観光客で賑わっています。
世界有数のリゾート地として知られる『セブ島』までは、東京や大阪からフライトで5時間ほど。
2018年7月、マクタン・セブ空港がリニューアルされ、新ターミナルもオープンしたことから、さらに活気づいています。
そのセブ島のお隣、ボホール島の南西部に隣接する小さな島『パングラオ島』。
今回は、常夏の国でのんびり過ごしたい方におすすめしたい、フィリピンの『パングラオ島』をご紹介します。
パングラオ島とは?
1.5kmの白い砂浜が続く『Alona Beach(アロナ・ビーチ)』で有名な観光地。広さは約80㎢で、隣のボホール島からは日帰りで観光できます。
2018年12月に空港がオープンし、観光の中心となるアロナ・ビーチまでは車で10〜15分ほど。
セブ島ほどの騒がしさはなく、田舎町ゆえに住んでいる人はのんびり。地元の人はけっこう気さくに話しかけてきます。
観光情報など
小さな島なので、ビーチやスノーケリングスポット巡りもしやすいです。
ツアーを利用しない場合、移動手段はモーターバイクやトライシクル(モーターバイクにサイドカーを付けた乗り物)を使うのが一般的。道でドライバーを捕まえて目的地まで連れて行ってもらいます。
(観光客はぼったくられることが多々あるので、ドライバーが言ってきた金額を鵜呑みにしないよう気をつけて。自分でモーターバイクを借りることも可能です。)
・Alona Beach(アロナビーチ)
パングラオ島に来たら必ず訪れるであろう、メインスポット。レストランやホテル、ダイビングショップなどがたくさんあります。白い砂浜で1日中ごろごろしながら過ごすのも良いです。
年末にセブンイレブンがオープンし、近いうちにマクドナルドもオープン予定。どんどん開発が進んでいます。
・Balicasag Island(バリカサグ島)
アロナ・ビーチからボートで30分。歩いても30分ほどで1周できる小さな島。
ダイバーに人気のこの島は、深海にそそり立っているため、ビーチから海へわずか30mで底の見えない断崖絶壁の地形を目にすることができます。名物はギンガメアジの大群『ギンガメトルネード』。
他にも亀やカラフルな魚に出会えます。半日で十分楽しめる場所。宿泊も可能です。
・Kalikasan(カリカサン)
アロナ・ビーチからはモーターバイクで20分くらい。崖になった地形や、イワシの群れを見ることができるスノーケリング・スポット。
入場料20ペソ(40円くらい)で入れます。崖から海へ飛び込むこともできますが、浅くて危ない気がして、わたしは挑戦しなかった(笑)
・Tagbilaran(ボホール島・タグビララン)
ちょっとした買い物などはアロナ・ビーチで事足りますが、スーパーやマーケットで大量に安く購入したい、お目当のものが手に入らない場合などは、隣のボホール島・タグビラランまで行きます。
ここはボホール島で1番大きな街。パングラオ島に空港がオープンするまで、1番近い空港はタグビララン空港でした。
アロナ・ビーチからは車で30〜40分。
モーターバイクやトライシクルで行ってもいいし、最近エアポート・バスの運行がスタートしたので、これを使うと片道40ペソ(80円ちょい)で安く行けます。
レストランやカフェがたくさん。スーパーは広くて品揃えが良いですが、土日に行くとレジで30分以上待たされることもあります…。
野菜、果物、魚、肉などが安く手に入ります。
食べ物について
アロナ・ビーチを中心にレストランや、地元の人が行く食堂のような場所がいくつかあります。飲料水に関しては、お腹を壊す可能性もあるのでボトルの水を頼んだ方が良いかも…。
・観光客向けのレストランやカフェ
中華、韓国、イタリアン、アジアン、台湾しゃぶしゃぶなど、いろんなジャンルのレストランがあります。値段も様々。高めの場所だと、日本の食事と変わらない値段です。
・地元の人が通うローカルレストラン
地元の人が行く食堂のような感じ。色んな場所にあります。
ビュッフェ形式になっていて、中央にお米、その周りに選んだおかずを盛り付けるスタイル。
お店によって、おかずの種類や品数は異なります。野菜やお肉、フライなど様々。これでランチ130〜150ペソ(300円くらい)だったので、値段は安いです。
また、同じ店でも日によっておかずの種類や品数が変わるので、お目当のものを食べられるとは限らないかも。
・南国の美味しいフルーツ
フィリピンといえば、バナナやマンゴーといったフルーツ。日本のスーパーに並んでいるバナナって、ほとんどフィリピン 産ですよね。
ここでは美味しいフルーツを安く買うことができます。でも、痛んでいたりすることがあるので注意しましょう。
・『Bee Farm(ビーファーム)』のアイスクリーム
パングラオ島に行ったら絶対に行ってみてほしいアイスクリーム屋さん。
ココナッツやメロン、臭いフルーツで有名な”ドリアン”と行った珍しいフレーバーもあります。
アイスクリーム屋さんは色んな場所にあって、なかにはオーガニックレストランやショップ、宿泊施設が併設されている店舗もあります。
『Bohol Bee Farm Resort(ボホールビーファームリゾート)』公式ウェブサイト(英語)↓
https://www.boholbeefarm.com
パングラオ島へのアクセス
地図の下の方に赤いピンが立っている場所が『パングラオ島』
このパングラオ島への行き方を2つ紹介します。
・飛行機でパングラオ島へ
パングラオ空港が2018年12月にオープンしました!日本からの直行便はまだ無いですが、フィリピンの首都・マニラで乗り継いで行けます。
東京からマニラへのフライトは直行便で4〜5時間。そこから乗り継いで2時間弱で到着。
・飛行機でセブ島→フェリーでタグビララン→パングラオ島へ
乗り換えが多く時間がかかるルート。
まず飛行機でセブ島のマクタン・セブ空港へ行き、フェリーに乗りかえタグビラランの港へ移動。そこから車で30〜40分でパングラオ島に到着。(タクシーだと500ペソ:約1,000円、トライシクルだと300ペソ:約600円)
東京からセブ島までは直行便で約5時間。フェリーでセブ島からタグビラランの港までは2時間くらいで片道約500ペソ(1,000円くらい)。
セブ島は渋滞が多く、早朝か深夜以外はめっちゃ道が混んでます。全然車が進まないこともあるので、セブ島での空港→フェリー乗り場への移動は余裕を持って。
新しくなったばかりのマクタン・セブ空港。
セブ島からの出国時、現金でTerminal Fee(ターミナル・フィー:出国税・空港税)を支払います。2019年1月時点850ペソ(1,700円くらい)。結構高い…。
とはいえ、美しい夕日を眺めたり、白い砂浜でのんびり過ごす時間は最高です。
ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
※フィリピンの通貨は『ペソ』
1ペソ=2,08円(2019年1月26日現在)