こんにちは。
フィリピンのパングラオ島を離れて1ヶ月ほど経ちました。
6週間ほどの滞在だったので、他の島にももっと行っておけば良かったと後悔しています。だって、フィリピンには7,000以上の島があるんですよ。
『せっかくだから、どこか別の島にも行きたいなー』
そう思い、滞在中に自分で調べてみました。しかし、たくさんあり過ぎて、優柔不断なわたしには決められず。悩んだ末、フィリピン人の友達におすすめを聞きました。
リクエストは、
①自然があって観光客が少ない静かな場所
②フリーダイビングやヨガができたら、なお良い
③あと、できればパングラオ島から近いところ
なんて注文の多い、嫌な客なのだろう(笑)。我ながら面倒な奴だなと思います…。
そして、そんなわたしのために、友達がチョイスしてくれたのは”カミギン島”。
「絶対ここが好きだと思う!!」
そんな風に自信満々に言われたら、期待せずにはいられない。行くしかない!
ということで、今回は大自然が美しい、フィリピンの秘境”カミギン島(Camiguin Island)”をご紹介します。
”カミギン島(Camiguin Island)”とは?
カミギン島はフィリピン南部のミンダナオ島の北に位置する小さな島。
どれくらい小さいかというと、車やバイクだと、たったの2時間で島一周できちゃいます。
7つの火山を持つこの島には豊かな自然が残っていて、観光客も少なめ。とても静かです。
そんな風にいうと、何もない退屈な場所なのでは?と思われそうですが、ここには滝、天然温泉、ハイキング、ダイビングなどの楽しみもたくさんあるんです。
また、カミギン島の北に浮かぶ白いビーチ”White Island(ホワイトアイランド)”も観光地として人気です。
カミギン島の観光スポットをいくつかご紹介
フェリーでゆられること約4時間、到着すると大自然の香りが。
ここから、トライシクルをひろって宿へ移動。この島での移動手段はバイク、トライシクル、ジプニーの3種類です。
※トライシクル:バイクの横に荷台がついた、フィリピンのバイクタクシー
※ジプニー:フィリピンにある乗合バス
初日は到着が夕方だったので、周辺を散歩してそのまま就寝。
2日目は弾丸で観光しました!
・海に浮かぶお墓”Sunken Cemetery(シュンケンセメタリー)”
ん?海に十字架が浮いている?!
ここはカミギン島の中でも人気の観光スポット。みんなここで写真を撮ってます。
1870年代に起こった火山噴火によって多くのお墓が海の下に沈み、十字架はその追悼の意を込めて建てられたそう。十字架の下には今もたくさんのお墓が沈んでいます。
ちなみに、ボートに乗って、お墓の方まで行くこともできます。
・滝めぐり
常夏のフィリピン・カミギン島でおすすめしたい、滝めぐり。
滝の水がたまってプールになっているので、ひんやり冷たい天然プールで泳げます!今回は有名どころの2箇所をご紹介。
①Tuasan Falls(トゥアサン フォールズ)
水の透明度が高く、冷たくて気持ち良いです。
そんなに深くないので、家族連れが水遊びを楽しんでいました。
②Katibawasan Falls(カティバワサン フォールズ)
高さ約250メートルという迫力満点なこの滝。マイナスイオンがすごいです。
この日は清掃日だったため、滝は流れていたけれど、プールの水が抜かれてました。でも、そのぶん滝の近くまで歩いて行けて、その迫力を存分に味わえたのでよし!
・St. Niño Cold Spring(サントニーニョ コールドスプリング)
湧き水でできた天然のプール。ひんやりと冷たい水で泳いでリフレッシュできます。この日は家族連れが多くて混んでました。けっこう広い。
・オリンピックサイズの50mプールも発見!
”Soda Water”(炭酸水の冷泉プール)も清掃で閉まっていてがっかり。
「他にもプールあるよ!」
と連れて行ってもらったのが、まさかのオリンピックサイズプール。あんまりきれいでは無いけど、50ペソ(100円くらい)で泳ぎ放題です。
ここで現地のトライアスリートさんが練習してました。カミギン島にもトライアスロンチームがあって、みんなで定期的に練習しているそう。
・天然温泉”Ardent Hot Springs(アルデント ホットスプリングス)”
日がくれるのを待って、火山から湧き出る天然温泉”Ardent Hot Springs”へ。
昼間に動き回って疲れた体を癒します。昼間もオープンしていますが、夜の方が空いててのんびりできます。温泉といっても、ぬるま湯って感じです。
・KURMA Eco Beach Lodge(クルマ エコビーチ ロッジ)
”ヨガ”、”フリーダイビング” 、”ヘルシーな食事”
これらに興味がある人は、ぜひここに行って欲しいです。
ここではヨガのレッスンを受けたり、フリーダイビング のトレーニングをすることができます。また、ここに入っているレストランではヴィーガン料理(肉や魚、乳製品などの動物性食品を使わない料理)を提供しています。
わたしはここでフリーダイビング のトレーニングをしました。
ボートで沖に出て、インストラクターのディギーさんとトレーニング。
陽気で優しい彼はここのオーナーでもあります。
海は温かくて透明度も抜群。海から眺める島は緑が美しかったです。
ショップからの景色もとても綺麗。ハンモックにゆられてお昼寝してる人もいました。
ここは宿泊もできます。また、ヨガクラスはプライベートレッスンのリクエストも可能です。
詳しくはこちらのHPへ↓
<KURMA Eco Beach Lodge(英語のみ)>
http://www.kurmafreedive.com
他にも、カミギン島には標高1332mの”Mt.Hibok-Hibok(ヒボックヒボック山)”を登るハイキングコースもあるので、山派の人も楽しめますね!
カミギン島までの行き方
パングラオ島からカミギン島に行くとしたら、
パングラオ島→ボホール島:JAGNA(ハグナ)→カミギン島というルートが一般的。
パングラオ島の中心地:アロナビーチからハグナまでは、車やバスで3時間弱。そこからカミギン島はフェリーで4時間弱。移動に1日かかります。フェリーは1日1本(13時出発)。
これがフェリー乗り場。
わたしがカミギン島に行ったのは6月の初旬。
ちょうどボホール島のFiesta(フィエスタ)とかぶってしまい、フェリーのチケットが取れないという予想外の事態が発生。日程を変更したら、スケジュールが弾丸になってしまいました。
チケットカウンターには長蛇の列が…。
※Fiesta(フィエスタ):フィリピンのお祭り。毎月フィリピンの各所で開催されている。期間は1日〜数週間など様々。その時期はバケーションに行くローカルの人が多いので、場所によってはフェリーが満席になったりする。
普段は予約無しで、現地でチケットを購入できます。
でも、心配な方はオンラインで事前購入をおすすめします。
↓こちらから
ちなみに、チケットの支払いは現地のセブンイレブンでも機械でできます!
また、セブ島からカミギン島は飛行機で片道1時間弱。往復6,000円くらいで行けます。
東京からセブ島までが飛行機で約5時間なので、カミギン島も近いですね!
ハワイ島のように火山をたくさん持ち、大自然を味わえるカミギン島。
ゆったりと自然の中で過ごしたい方にはオススメの場所です。
わたしもまた、自然に癒されに行こうと思います。
その時はレンタルバイクを借りて、島中を探検したいな。