今年の9月&10月は、逗子のビーチでオーシャンスイムのレッスンを担当させて頂きました。月に2回ほどでしたが、ご参加ありがとうございました!
10月ラストの逗子レッスンを終えて、ダッシュで空港に向かい、そのままフィリピンへ。
今回はフリーダイビング(素潜り)のトレーニングと、その他にも目的がありました。
それは、フィリピンの首都・マニラに次ぐ都市圏、セブの大学でスピーチをすること。
フィリピン人の友達が通う大学にて、ゲスト・スピーカーの1人として招かれていました。
わたしの他には、ゲスト・スピーカーとして現地の政府機関で働く人など。
思ったよりフォーマルな感じだったので緊張(笑)
英語のスピーチを滅多にしないので、カミカミでしたが楽しく乗り切って参りました。
↑今回扱ったテーマはこちら
・Green Environment(環境保護)
・Social Inclusivity(社会的共生)
・Just Governance(統治・支配・管理)
わたしはこの中から、Social Inclusivity(社会的共生)を選んでスピーチしました。
テーマを見てわかる通り、とても真面目な授業です。
話した内容は「視覚障害者と水泳について」。
最近、視覚障害をもつ方に水泳のレッスンをする機会をいただいてます。
この経験を通して気付いたこと、改善点やこれからについてシェアしました。
(話した内容の詳細は割愛しますが、ご興味ある方は、お問い合わせください。)
わたしは、このトピックに関してプロフェッショナルな訳ではないので、
いちスイマーとして、また、水泳を教える立場である者としての気づきを英語でお話しました。
フィリピン・セブでも、障害者と健常者が一緒にスポーツをするイベントが増えてきています。クラスにも、一緒にバスケをしたことがあるという男の子が居ました。
また、世界的に見てもパラリンピックが少しずつ認知度をあげています。
今後、世界的にもっと広がっていくであろう分野に微力ながら関われることは、とても光栄です。
水泳に限らず、スポーツは人種や宗教、言語など、あらゆる壁を越えてくれるものだと思っています。
わたし自身、世界各国を旅する中で、水泳やフリーダイビング、ヨガを通して世界中の人と友達になり、繋がりができました。
そこから、お互いの国に興味をもち、文化の違いも知ることができました。
たとえ拙い英語でも、一緒に練習すれば、スポーツが「共通言語」となり、互いの距離を縮めてくれるように感じます。
右下の女の子がフィリピン人の友達のTina
わたし達は普段、約9割を視覚情報に頼っているそうです。
確かに、何かを学ぶときは、見て真似るということが一般的ですし、危険を察知するのも、視覚に頼ることが多いですよね。
視覚障害の方は、視覚からの情報を別の感覚で補っている、つまり、聴覚や触覚が健常者よりもセンシティブ。そういった事を、今回の経験から学ぶことができました。
特に視覚障害を持つ方にとっては、水泳を始めるということ、
「水」という異世界に自分の身を置くことは、とても大きなチャレンジだと思います。
現に、「水に顔をつけると、音が聞こえなくなるので恐い」とおっしゃっていました。
まずは、信頼関係を築く、水中での恐怖心を減らすこと、それが大切なのだと気付きました。
今後も視覚障害者さん向けに水泳のレッスンをしていく予定です。
わたしの目標というか、お役目は、より多くの人(スイマー)がサポートし合いながら水泳を楽しめるようにサポートすること。それは国籍も、障害も関係ない、「水泳」が共通言語のようになる空間です。
わたし自身がサポートすると同時に、いろんな人が関わっていけるようにできたらいいなと思っています。
最後に、クラスの集合写真。
英語力向上がまた当面の課題…。
でも、とっても良い経験でした!
thank you for having me as one of your guest speaker!