【かとすいくん、が行く!vo.5】
こんにちは!「かとすいくん」です。 僕は、泳ぐことが大好きで、泳いでいる人が大好きです。そんな理由から日本中の「泳ぐ」人たちにインタビューする旅をしています。
「泳いでいる人」はどんな理由で泳いでいるの?どんな活動をしているの?僕が出逢った方々をご紹介していきます!
今回お話を伺うのは、成功すれば日本人として初となるドーバー海峡単独往復泳に今夏チャレンジする節政健一さんです。それでは早速お話を伺ってみましょう。
かわいい笑顔の節政さん。この笑顔からはドーバー海峡の単独往復泳に挑戦する雰囲気は感じられません(笑)
かとすいくん(以下、か):
こんにちは!早速ですが自己紹介をお願いします!
節政健一さん(以下、節):
こんにちは。節政健一(せつまさけんいち)です。僕は家から見える景色は山と田んぼのみで、テレビ中継の「一部の地域を除いて放送します」の一部の地域である、そんな宮崎県延岡市に住んでいます。そんな田舎町で「地方から全国に挑む」の闘志を胸に秘めて、宮崎県唯一のオープンウォータースイマーとして競技に取り組んでいます。
現在はOWS競技への参加を一旦休止して、2016年7月に挑戦する日本人初のドーバー海峡単独往復泳成功に向けて日々練習を行っています。たまに「節政さんは何者?」って聞かれるんですけど、その時は自分のことを「ローカルスイマー」と呼んでいます。
か:
ローカルスイマー!地方から全国に挑戦するって地方の子どもたちにも良いお手本のような存在なんでしょうね。ところで、節政さんが水泳に出会ったキッカケを教えてください。
節:
水泳を始めたのは5歳の時に同じ幼稚園の友達が水泳を習い始めたから、というありきたりな理由です。小さい時から水泳が得意だったわけではなく、初めて25mを泳いだのは小学3年生の時で、50mを泳げるようになったのは小学5年生の時だったので、むしろ他の子どもたちよりも泳ぐのは苦手でした。
それでもただ純粋に泳ぐことが大好きで、もっと泳ぎが上手くなりたいという想いでプールに通っていました。それは水泳を始めて20年以上が経った今でもその想いは変わりません。
そして、自分の限界まで泳ぎ続けてみたいという想いもあり、ドーバー海峡単独往復泳に挑戦することにしたんです。
泳ぐことが大好き、海が大好き、お話を伺っていてそんな想いがバシバシ伝わってきました!
か:
ただ泳ぐことが好き。素晴らしいです。そんな想いにさせてしまう水泳。水泳といえば、「水」ですが、水に対する魅力とかはありますか?
節:
ありますね!水に入っている時は重力から解放され無重力に近い感覚を味わえるのが、何よりも水の魅力だと思います。生命は海から陸に上がり進化を続けてきたといわれていますが、水に魅了されて海を泳ぐということは生命の進化に逆行しているのではないか。などと難しそうで浅いことを真剣に考えたことがあります(笑)
か:
もしかしたら、人は水に対してどこか懐かしい感情を持っているのかもしれませんね。何言う僕そうですから(笑)
それでは、最後に「水泳の魅力」を改めて教えてください。
節:
私はよく運動神経抜群だと思われるのですが、その真逆でスポーツ全般が苦手です。かけっこも球技も全てダメな私は縄跳びの二重跳びも、鉄棒の逆上がりも中学生になるまでできませんでした。それぐらい運動音痴の私が唯一自信を持つことができたスポーツが水泳でした。どんなに運動神経が良い人でもいきなり25mを泳げる人はいません。
水泳は誰もがみんな「泳げない」という平等なスタートラインから始まります。
そこから自分の努力次第でどこまでも成長し続けることができるのが水泳の大きな魅力の1つです。
か:
ありがとうございました。ドーバー海峡単独往復泳、応援していますね!
【挑戦終了!節政健一の日本人初のドーバー海峡単独往復泳挑戦日記】