2016年4月17日(日)に鹿児島県奄美大島のお隣の「喜界島」で開催される『喜界島マラソン』はなんと、参加者100名に対してエイドが100名と日本で一番手厚いかもしれないマラソン大会なんです。昨年が記念すべき第1回開催、今年が第2回目の開催になる「喜界島マラソン」。
喜界島は周囲約43kmの小さな南国の島なのですが、ここで一体どんなマラソン大会が開催されるのでしょうか?
前編では喜界島マラソン当日の様子をご紹介しました。
前編はこちら:日本で一番手厚い(かもしれない)フルマラソン「喜界島マラソン」に参加してみませんか?(前編)
それでは、前編に引き続き、昨年参加した小出さんにお話を伺いましたのでご覧ください!
ランナーとスタッフのほぼ全員が集う「打ち上げ」
レースを終え、大満足して空港に向かったところ、目にしたのがまさかの全便「欠航」の赤いサイン。その日のうちに帰れない……(この日は日曜日でした)
荒天ではないのですが、管制塔がなく有視界飛行(操縦士の目視)で離着陸する喜界空港は雲が厚くかかったりして視界が悪いと欠航になるそうなのです。さらに追い打ちをかけるように、翌日の便はすべて「満席」。
「月曜だけでなく火曜も休まないとダメ???」と青ざめる私を含む参加者数名。(参加者の大半は日曜も泊まって翌月曜日に観光ツアーに参加して、その日の夕方帰る旅程でした)そして、島民の方々に相談して出した結論は……
翌月曜のお昼に「隣の奄美大島まで漁船をチャーター」するということ。島民の方に聞くと「そう、船で行くのね、大変ね。え、漁船!?(笑)」と言われるくらいの緊急手段でした。
延泊が確定したことで急遽参加したのが後夜祭。いわゆる「打ち上げ」ですね。
マラソン大会を走り終えたランナーと運営スタッフのほぼ全員が一堂に集まる打ち上げってたぶん限りなく少ないと思うのですが、喜界島マラソンはそんな大会なんです。
とにかく、とにかく盛り上がり、中盤からは喜界島出身の二人のアーティスト(東郷晶子さんと土岐宏大さん)の最高の音楽が感動に華を添え、誰もが口々に「来年も出る」と言ってるのがとても印象的でした。
そして、翌朝。
波の状況もよく出航確定して安心したところ、「時間が空いたので観光させて!」とわがままを言って地元の黒糖焼酎の朝日酒造さんの工場と蔵を見学。つくりかたを学びつつ味見させてもらいました。もちろんお土産も買いましたよ(笑)
朝日酒造公式ホームページ:http://www.kokuto-asahi.co.jp/
その後、港で漁船を待っていたら、追い込み漁を終えた漁船が帰港。なんとこれに乗船して奄美大島まで向かうのです。そして、捕ったばかりの魚をさばいて食べさせてもらうなど、最後の最後まで島民の方々にはお世話になりっぱなしでした。魚に入れ替わって私たち6人が乗船して出港。船酔いをこらえつつの航海を終え、奄美大嶋から鹿児島・羽田と全員無事に空路で帰ることができました。
後半はハラハラ、ドキドキでしたが振り返ってみたらオイシイネタ満載の楽しいレース旅になりました。「仕事に支障をきたすことがないよう、旅程には余裕を持って」という最も重要かつ当たり前な反省をしつつ、懲りずにまた今年も参加したいと思います!
以上、第1回大会に参加された小出さんに「喜界島マラソン」の魅力を存分にお聞きすることができました。皆さんもぜひ参加されてみてはいかがでしょうか?
2016年4月17日(日)に鹿児島県の喜界島で開催される「第2回 東経130度 喜界島マラソン」。
日本で一番手厚い(かもしれない)フルマラソンとして、100名限定で参加者を募集をしています。皆さんいかがですか?
(※締め切りは3月17日ですが、100名に達し次第募集終了します)
喜界島マラソンホームページ
http://kikaijimamarathon.amamin.jp/
最新情報は喜界島マラソンFacebookページへ
https://www.facebook.com/第2回-東経130度-喜界島マラソン-748463991952903/