トライアスロンやオープンウォータースイミングのスタートダッシュを決めるコツについてご紹介いたします。
ライフセービング競技 サーフレースから学ぼう
トライアスロンやオープンウォータースイミングのスタート時は、集団で一斉に泳ぎはじめるためバトルは避けられませんよね?
そこで今回は、ライフセービング競技でも行うテクニックや練習方法をご紹介します。
ライフセービングではサーフレースというスイムに特化したレースがあり、スタートからゴールまで約400mの競技です。そして、実際に泳ぐ距離は200~300mほどになります。
オーシャンスイム系ではスプリントの部類になりますが、スプリントだからこそスタートダッシュが肝心なのです。
スタートダッシュで前に出てしまえばバトルを避けることができる上に、バトルで余計に失っていた体力も温存することができますね!
スタートダッシュで差をつけるテクニック「ウェーディング」
「ウェーディング」とは、スタート直後の浅瀬を走るテクニックです。ライフセービングでは、太ももが上がらなくなるところまでウェーディングで走り抜けます。上手な選手なんかは海面が腰くらいの高さになるまで走ってしまいます。つまり、泳ぐより走った方がスタートダッシュが決まるということですね!
「ウェーディング」の正しいイメージとしてはエリマキトカゲのような走り方です。身体の横から足を抜き、上半身と腕を振り子のように使いながら前に足を運びます。
このテクニックを身につけるには、海での練習も必要ですが、ハードル走が効果的。ハードルを越えるときの足の抜き方がウェーディングにとても似ているため、左右の足でハードルを越える練習をすると足の運び方が身に付きますよ!