すっかり暖かくなり、春到来!トライアスロンシーズンも同じく到来ということで、アスリートボディを作っていきましょう☆目指すは、重〜い内臓脂肪がなく、しなやかな筋肉をまとった「細マッチョ」です。もちろん本格的なトレーニングがこなせて疲れないのは当たり前!今の時期にぴったりの「とらめし」は、旬の”初鰹(カツオ)”です。爽やかな春の週末は、美味しい魚を食べにロングライド!なんていかがでしょうか♬
食べれば食べるほど中性脂肪が燃える”燃焼系”&”鉄分”で代謝アップ!
初鰹は4、5月が最も美味しく、栄養素が豊富な時期です。秋が旬の”戻り鰹”は脂を豊富に含んでいるのに対し、春の初鰹は身がぎゅっと引き締まってタンパク質や鉄分が多いのが特徴です。青魚の鰹は、中性脂肪を燃やすEPA(エイコサペンタエン酸)が含まれていて、特に内臓脂肪の燃焼に効果があります。
さらに鰹のすごいところは、その赤色=”鉄分”です。鉄分量は、なんとマグロの赤身の1.6倍!トライアスリートにとって、血液に酸素を運んでくれる鉄分が不可欠なのはご存じですよね。鉄分不足は酸欠から疲労を生むだけでなく、身体全体の代謝を落としてしまいます。意識して摂るようにしましょう!
高タンパクかつ、スピーディーに筋力アップ♪アスリートなら、薬味をとる習慣を。
鰹のタンパク質は100グラム(5、6切れ)あたり約25g。その量は、タンパク質の王様マグロの100グラムあたり26グラムに匹敵する量です。また鰹にはタンパク質合成を促進させるビタミンB6が豊富で、効率的に筋力アップしたいこの時期には最適!しかも中性脂肪になりやすい動物性の不飽和脂肪酸はほとんど含みません。
ただし、青魚は酸化しやすいのが特徴です。酸化した脂は体内に入ると体を錆びさせる、つまり老化を促進させてしまいますから、鮮度には気をつけましょう!加えて生魚を食べるときにオススメしたい食べ方は、生姜・しそ・ネギなどの抗酸化作用・解毒効果のある薬味を一緒に摂ること。アスリートであれば、身につけておきたい習慣です。
回遊魚ならでは!持久力アップの”イミダペプチド”やビタミンB群も。ネギやニンニクの”アリシン”で効果持続!
鰹やマグロのような長時間泳ぎ続ける回遊魚には、鶏むね肉にも含まれる持久力アップに効果的な”イミダペプチド”に加えて、ビタミンB群が多数含まれています。ビタミンB群には疲労回復の効果もありますから、鰹はアスリートに適した食品と言えます。
この効果を持続させるのがネギやニンニクに含まれる、ツーンと辛い成分”アリシン”です。刺し身やタタキにたっぷり添えられていることが多いので、残さず全部いただきましょう!
”セロトニン”を生成して精神を落ち着かせる。トレーニング期の不安やメンタル疲労にも一役。
トライアスロンは”自分との戦い”。それだけにレースが近づくと、肉体以上に疲れるのがメンタル。うまく練習ができなかったり、コンディションが悪くなったり、不安は付きものですよね。
そんな時、トライアスリートの精神を落ち着かせるくれるのが”セロトニン”です。セロトニンの原料となるのは、”トリプトファン”やビタミンB6、鉄分などが複数必要なのですが、鰹にはそれらが揃っています!手軽に鰹を摂取したいなら、干して熟成させた”鰹節”もオススメ。食欲のコントロールや質の良い睡眠を求めてパクリ、ぜひお試しください♬
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