いよいよトライアスロンシーズン到来!レースに向けて、練習にも気合いが入りますよね。
しかし、トレーニング後の暴飲暴食でせっかくのトレーニングを台無しにしている人も多いのではないでしょうか?
トレーニング後の食事は、特に重要!身体はあなたが食べたものでできています。特に30歳を過ぎると体は急激に老化して基礎代謝が落ちます。トライアスリートなら、食事もトレーニングの一部として真摯に見直していきましょう。
「青魚」でタンパク質とビタミンB群を同時に摂取!
加齢とともに、同じたんぱく質量を摂取しても、筋肉の合成スピードは落ちます。効率的な筋力アップには、良質なタンパク質を選び、合成を促すビタミンB群の食べ合わせがマストです!マグロ、さば、アジなどの青魚はそれ自体が余計な脂肪を燃焼してくれるので、お腹周りをスッキリさせてくれます。
また青魚は、タンパク質合成を促進するビタミンB群も同時に摂取できるので、効率の良い食材です。肉類はタンパク質量は豊富でも、中性脂肪になりやすい飽和脂肪酸が多く、年齢とともに代謝の負担が増えて、疲労につながります。「最近、なんだかカラダが重い」という感覚は、身体が発しているSOS!トライアスリートなら、赤身肉や魚に主食を切り替えましょう!
肝臓年齢の若返りには、「タコ・イカ」が効く!
筋肉の合成には、代謝を担う肝臓の働きを助ける必要があります。事実、脂肪肝の場合には筋肉も脆弱になり、糖尿病などの代謝異常下では筋肉状態も老化が進みます。つまり、肝臓年齢が若いほど筋力を合成できるのです。
肝臓のケアには「タコ、イカ」の「タウリン」が有効。タコ・イカは低脂肪で良質のタンパク質であり、タンパク質合成に必要なビタミンB群も同時に取れる優れもの。特に、イカの「肝」にはタウリンがたっぷりなので、イカの肝焼きはベストですね!ソースや醤油、マヨネーズなど調味料は控えめに。余計な塩分、糖質は肝臓に負担をかけます。
実は体が錆びやすいアスリートは、「海の赤」で老化予防!
酸素を大量に使うアスリートは、活性酸素=老化物質が増えるため、老けやすい。だからこそトレーニング後は、欠かさず強い抗酸化作用食材を食べてしっかりとケアを。おすすめは、”アンチエイジング・フィッシュ”と呼ばれるサーモン。えび、いくら、カニの甲羅などにも含まれるアスタキサンチンという赤い色素がポイントです。付け合わせのレモンは必ず絞りましょう。ビタミンCも体の老化を防ぐ成分です!
お酒の飲み方にもご注意を!
糖質を摂りすぎると、糖質をエネルギーに変えるビタミンB1が不足して、疲労が進んでしまいます。そんな時にオススメのお酒は、トマトが入ったブラッディメアリーや、クエン酸のレモン、梅、グレープフルーツ!クエン酸サイクルを上手く回すことで、スムーズなリカバリーが可能となります。
体力自慢のトライアスリートには酒豪も多いはずですが、お酒を飲んだ分、肝臓も老化していきます。レース前はアスリートらしく身体を大切に。空きっ腹にはたまらないビールも、トレーニング効果が台無しになってしまうので、なるべく控えてくださいネ♬
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