河原勇人のランナーからトライアスリートへ
プロトライアスリートの河原勇人です。もっと多くのランナーにトライアスロンを楽しんでいただきたい、そういう想いで綴っております「河原勇人のランナーからトライアスリートへ」。今回は「鎖骨」を意識し、より大きなストロークで泳ぐためのポイントをご紹介します!
指で反対側の鎖骨を下から押し上げるようにして押さえつつ、押さえられた側の肘を後ろ回し方向に、ゆっくり大きく回します。押さえる場所を左右にスライドしながら肘を回すと、よりほぐすことが出来ます。
慣れないと相当イタいですが、スッキリしますよ!
「鎖骨」という名称は、古代中国で脱走を防ぐために囚人の体に穴を空けて鎖を通した場所がこの部位であったことに由来するそうです。(Wikipediaより抜粋)
上肢の動きでは肩甲骨がよくクローズアップされますが、鎖骨は腕の身体前面での動きの中心として機能します。古来、鎖骨は「巨骨」と呼ばれていましたので、その果たす役割も大きいものでしょう。
試しに鎖骨を動かないように押さえつつその肩を回すと、腕の回りも制限され小さな動きしか出来ない事が確認できると思います。
私もトレーニング時だけでなく、デスクワーク等で肩まわりが固まったと感じた時に、この鎖骨ほぐしを行っています。眠気覚ましにもピッタリかも!?
〜鎖骨によって、自由上肢は胸郭から離れた位置に保たれ、肩関節における広い範囲の運動が可能になる。このことはヒトの特徴となる〜
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