はじめまして、節政健一(せつまさけんいち)です。私は2012年9月8日に念願の津軽海峡単独横断に成功することができました。しかも、それまでの横断記録を2時間以上更新し、7時間30分の当時の世界最速記録で完泳することができました。そこで、津軽海峡横断泳に至った経緯や学んだこと、海で泳ぐノウハウなどをご紹介していきたいと思います。【津軽海峡横断泳までの道のり vol.1】
オープンウォータースイミング(OWS)との出会い
みなさんがOWS、トライアスロンを始めたきっかけはなんですか?競泳をやっているから、知り合いに誘われて、健康づくりのためになど。それぞれの理由ときっかけがあって競技と出会ったのだと思います。
津軽海峡を泳ぐため!
「OWSをやっていて津軽海峡を泳ごうと思ったきっかけはなんですか?」と、よく質問をされます。ですが順番が違います。津軽海峡を泳ぐためにOWSを始めました!これがきっかけでOWSを始めたのはおそらく全世界でただ一人だけでしょう。
2008年8月に放送された24時間TVで津軽海峡横断リレーという企画がありました。それをテレビで見て突然、自分も津軽海峡を泳ぐ!と決めました。なぜそう想ったのかは自分でも分かりません。でも「泳ぎたい」「泳げたら良いな」という願望ではなく、「絶対泳ぐ!」という固い決意でした。津軽海峡を泳ぐために私はOWSスイマーになりました。
オープンウォータースイミング(OWS)とは
海、川、湖など、自然の水の中で行なわれる長距離の水泳競技です。プールとは異なった自然の中で泳げる開放感が大変魅力的です。潮の流れを読む能力やレース中の駆け引きなどのスイムテクニックが必要とされます。競泳にはない知識と経験がレースの結果に大きく左右します。プールでは勝てない相手にも海では勝てることもOWSの大きな魅力の一つです。