ドリル練習をしても改善が見られない、トレーニングをしているのに伸び悩んでいるという方におすすめしたいのが、シュノーケルを用いた練習。
今回はシュノーケルを用いた練習のメリットと、シュノーケルが使用できない際に代用できる練習についてご紹介します。
〇心肺機能が高まる
シュノーケルを使用して泳ぐ際、第一に感じることは「息が苦しい」ということです。
管を通して息を吸うことになりますので、いつもより空気を吸う力が必要になります。
また、泳ぎ始めやターンごとに管に水が溜まりますので、素早く息を吐いて、管にたまった水を飛ばす必要があります。
つまり、吐く力、吸う力の強化につながります。
加えて、空気が吸いにくい状態のまま泳ぐことになるので、心肺機能の向上につながります。
〇姿勢や動作の意識がしやすい
泳ぐ際に一番大切といっても過言ではない「姿勢」
しかし、いざ泳ぐと脚や腕や呼吸に意識がいってしまって、意識しずらいのではないでしょうか?
そんな時、シュノーケルを用いて泳ぐことによって、呼吸動作が省けるため、姿勢や動作に意識がいきやすくなります。
また、呼吸動作を省くことによって、まっすぐ泳ぐ感覚や、まっすぐ泳ぐための筋肉が養うことができます。
〇ドリルの際、動作に集中できる
シュノーケルが活躍する場面はスイムの時だけではありません。
ドリルの際に着用することで、より効果的に動作の改善をすることができます。
特に片手クロールや、キャッチアップスイム、ストレートアームといったドリルの際に使用することで、ストロークの改善が効率よく行えます。
〇シュノーケルが使えない際は…
こんなにたくさんメリットがあるシュノーケルを用いた練習ですが、使用できないプールが非常に多いんです…
そんな時にお勧めなのが、ノーブレスを用いた練習です。
まずは10m~15m呼吸動作をせずにドリルを行ってみましょう!残りは普通に泳いでもらって構いません。
慣れるまでは25m毎に休憩しましょう。
その際、注意していただきたいことは息を止めることではなく、動作や姿勢に意識を置くことです。
そのため、限界まで呼吸を我慢する必要はありません。
慣れてきたら呼吸動作を止める距離を伸ばしてみましょう!
※限界まで呼吸を止めると事故につながりますので、決して無理のない範囲で行いましょう。
いかがだったでしょうか?
シュノーケルが使える人も、そうでない人も意識するポイントがつかめたのではないでしょうか?
呼吸は大切な動作ですが、抵抗を作ったり、動きを乱したりする動作であることも事実です。
呼吸を省くことで気づきになることもありますので、自主練習の際はぜひ取り入れていただきたいです!
もちろん、呼吸込みで動作を改善する作業も必要ですので、同時並行でやっていきましょう!
ちなみにかとすいトライアスロンスイム小岩ではシュノーケルの使用OKですよ!