みなさま、こんにちは!
プロトライアスリートの山下陽裕です。
「ウエットスーツを着て泳ぐってどんな感じだろう」
「ウエットスーツ着るとうまく泳げないんだよな」
そんな疑問をお持ちの方がこの記事に辿り着いていることと思います。
このような疑問をお待ちの方に向け、入水前、入水時、泳ぐ際のポイントを説明していきます!
それではご覧ください。
1.入水前
なんとなくウエットスーツを着用している方、いらっしゃいませんか?
とてももったいないですよ!
ウエットスーツは伸縮性があるので、多少着用に失敗していても気が付きにくいんですよね。
特に多いミスが”末端部が体幹部にたぐりよせられていない“です。
ウエットスーツを着た時に、突っ張る感じありませんか?
その突っ張り感は泳ぐ動作の妨げになり、余計な体力を使うことになります。
足首、手首といった末端部を少しずつたぐり寄せてあげて、脇と股関節を動かしやすい状態にしておきましょう。
また、袖口、裾口が捻れていないかも注意してみてください。
着用が済んだら、首元にしっかりワセリンを塗ってあげて、擦れを防ぎましょう!
後半になってからワセリンの塗り忘れに気がつく方って多いんですよね(笑)
そして、一番大切なことはウェットスーツを正しく着用し、キャップ、ゴーグルをつけて、ワセリンを塗るまでの所要時間を把握しておくことです。
レース当日、スイムアップ直前に着用し始めて、意外と時間がなく焦ってしまい、ウエットスーツに穴を開けてしまうなんてことも…
海練習の際、一度計測してみることをおすすめします。
2.入水時
入水したら、まずはしっかりと深呼吸して、覚悟を決めて、ウエットスーツの中に水を入れて、一度上陸します。
ポイントは両腕、両脚にしっかり水を入れることです。
上陸して水が抜けたら、ウエットスーツと体の間に水が入り、少し動きやすくなります。
あとは余計なことをしたくなる気持ちを抑えて、スタートを待ちます。
3.泳ぐ際のポイント
ウエットスーツを着たスイムと、水着で泳ぐスイムって別物なんです。
泳ぐという動作は同じなのですが、泳ぐ時のポイントが少し変わります。
バイクでいうアルミホイールとカーボンホイール、ランニングだと薄底と厚底といった感じです。
ウエットスーツを着用すると浮力を得られる分、プールで泳ぐように伸びて泳ぐと流されやすくなります。
そのため少しピッチを上げて、できるだけ推進力を得続けて泳ぐことをおすすめします。
また、ウェットスーツはゴムなので無理に腕をのばそうとすると、余計な力が必要になります。
無理のない範囲でくるくる腕を回して泳げるといいですね!
いかがだったでしょうか?
細かいテクニックや泳ぎ方を身につけるためには実戦あるのみです。
私、山下は月に1〜2回、逗子オーシャンスイムスクールの講師をしておりますので、ぜひあそびにきてください。
私以外にも経験、知識、共に豊富なコーチ陣がお待ちしております!
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