かとすい代表の加藤です!
加藤がオススメする水泳のドリル練習をご紹介する「かとすい加藤のスイムTIPS」ですが、今回は「クロールの息継ぎ(上級編)」になります。
これは、前回ご紹介した「クロールの息継ぎ(中級編)」の応用編となりますので、まだご覧になってなかったり、練習していない方はまずは中級編をマスターしてから取り組むようにしましょう。
▼クロールの息継ぎ(中級編)【かとすい加藤のスイムTIPS #4】
https://katoswimclub.jp/kato-swimtips004/
ということで、今回はもクロールの息継ぎのドリル練習になります。
ストロークと息継ぎのタイミングが合ってなかったり、息継ぎ動作中に次のストロークが始まってしまったりするとおそらくこのドリルはできません。
そのため、なかなか難易度は高いと思います。
それではまずは動画をご覧ください。
今回のドリル練習は気を付け状態(手は太ももの横)での片手クロールになります。
息継ぎは腕を伸ばしたタイミングで行いましょう。例えば、左手でかく場合は、右呼吸になります。
ということで、「クロールの息継ぎ(上級編)」のポイントは3つです。
①かくときはうつ伏せ
②うつ伏せ→キャッチ→ストローク
③リカバリーで腕を伸ばすタイミングで息継ぎをする
それぞれのポイントをご紹介します。
①かくときはうつ伏せ
これは中級編と同じですね。
詳細は中級編をご覧いただければと思いますが、ストロークするとき(ストロークし始めるとき、がイメージしやすいでしょうか)は“うつ伏せ”状態である。
これは鉄則です。
ストローク動作中に、特にストローク前半に息継ぎ動作が入ってしまうと、横を向くローリング動作が入り、肩が上がってしまいます。
そうすると、ストロークがそこで終わりになってしまいますので、うまくかくことができません。
ストロークはあくまでも“前に進む”ためにあるということを認識していただければと思います。
②うつ伏せ→キャッチ→ストローク
気を付け状態での片手クロールは結構難しいです。身体がクネクネしやすいからですね。
このクネクネする原因は「腕の入水ポイント」「ローリング」「ストロークの軌道」あたりが考えられます。
さらに、これに息継ぎ動作が入るとさらに難易度が上がります。
ここでは詳細は割愛しますが、なるべく身体がクネクネしないように、そして、息継ぎ動作をしたとしても前に進むように、試行錯誤しながらチャレンジしてみください。
③リカバリーで腕を伸ばすタイミングで息継ぎをする
実はこの③が今回ご紹介するドリル練習の中で一番のポイントになります。
①②で息継ぎのためのストロークではなく、“前に進む”ためのストロークができていなければ、リカバリーで腕を伸ばすタイミングでの息継ぎは難しいでしょう。
どういうことかというと、身体がクネクネしてローリングがしっかりできておらず、かつ、あまり前に進むストロークができていない場合、腕を伸ばすときにはすでに全然推進力がないので、うまく身体を横に向いて息継ぎができないのです。というか、沈んで息ができません。
何回もしつこい感じですが、あくまでもストロークは前に進むことを第一に意識しましょう。そのついでに「息継ぎ」です。
ということで、「クロールの息継ぎ(上級編)」のご紹介でした!
レッツチャレンジ!