オープンウォータースイマーの節政健一です。2016年7月末に成功すれば日本人初となるドーバー海峡単独往復泳に挑戦します。
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ドーバー海峡の最大の難関は「低水温」
ドーバー海峡は、海のエベレストと呼ばれる理由はその過酷な環境にあります。イギリスからフランスまで直線距離は約34kmですが潮流が速く、実際に泳ぐ距離は約50〜60kmになり、平均完泳時間は15時間にななります。さらに、平均水温16℃という低水温が泳者の行く手を阻む奪い最大の壁となり、横断の成功率は約60%で、往復はさらに低くなり約10%ほどになります。
低水温に負けないためには
ドーバー海峡のルールで、ウェットスーツやラッシュガードの着用は禁止とされており着用できるのは水着のみで、スパッツタイプの水着も着用できません。そのため低水温に負けない体を作るために皮下脂肪を蓄えて、体脂肪率を上げて寒さ対策をしなければなりません。私もそのために現在は体重がプラス10kg、体脂肪率は24%となりましたがまだまだ足りません。
そして低水温の中で泳ぐことに慣れるために、ドーバー海峡と同じ16℃の海で実戦練習を行う必要がああります。この冬、どれだけ海での練習を多く行うことができるかが成功への重要なポイントとなります。
【日本人初のドーバー海峡単独往復泳挑戦日記】
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