3回にわたってお送りする肩甲骨の使い方シリーズもついに最終回となりました。
今回は、上方回旋・下方回旋の使い方をご説明していきます。
「肩甲骨が回旋?」と思われる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか
上方回旋、下方回旋は、泳ぐとき、非常に大切になってきます。
内転・外転、挙上・下制との違いを考えながらご覧ください。
上方回旋
上方回旋とは肩甲骨が上(外側)に向けて回旋していく動作です。
上方回旋がスムーズにできると、きれいなストリームラインを生み出したり、遠くの水をスムーズに掴んだりすることができます。
泳いでいるとき腕が伸びない、ストリームラインを組んだ時に耳と腕に隙間が空いてしまうという方は、上方回旋がうまくいっていないことが原因の一つになっているかもしれません。
下方回旋
下方回旋とは肩甲骨が下(内側)に向けて回旋していく動作です。
水泳のレッスンを受けていると、「肩甲骨からかいてください」と言われたことってありませんか?
これは、伸ばした腕を戻すときに、下方回旋で戻してきてほしいということなんです。
クロールの時、手だけで掻いているよと言われている人は、下方回旋を意識的に行えるようにしましょう。
上方回旋・下方回旋はイメージしずらいと思いますので、動画でお送りします。
腕を下から上にあげるときが上方回旋、上から下に下げるときが下方回旋になります。
この動作を毎日3分、肩甲骨の使い方を意識して取り組んでみてください。
余裕があれば、挙上・下制も取り入れながらやってみましょう!
体の中心部分の関節や筋肉がうまく使えるようになると、体の大きな筋肉(体幹)をつかって、動けるようになります。
逆に体の中心部分に近い関節や筋肉の動きがずれると、手足といった末端部分の動作に大きな影響を与えてしまいます。
意識的に理想の動かし方ができるよう、トレーニングしていきましょう!
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