トライアスロンをしていると、「骨盤」を意識することって多いですよね。
特にバイクやランのレッスンをしていると
「走っているとき、骨盤の前傾ができない」、「バイクでは前傾、後傾、どっちで乗ってる?」
という相談を持ち掛けられます。
骨盤の可動域が広がるということは、ランニングの歩幅にも影響が出ますし、バイクのポジションにも幅が出て、疲労を分散させることができるようになります。
また、バイクやランはもちろん、スイムでも骨盤の動きは非常に重要です。
しかし、いきなり動きに落とし込めるほど簡単に動かないですよね!
そんな方に向けて、骨盤が動かせるようになる3つのステップを紹介します。
骨盤が動かせるようになる3つのステップ
まず、ステップを説明する前に、動き(前傾、後傾)の意識の仕方を説明します。
あくまでも私の感覚ですので、参考程度にしていただければと思います。
■前傾
恥骨を下に向けるイメージ。
あるいは尾てい骨を後ろに向けるイメージ
■後傾
恥骨(下っ腹すぐ下の骨)を上に向けるイメージ。
あるいは尾てい骨(お尻の中心部にある骨)を前に向けるイメージ
私が大切にしていることは、より骨盤に近い骨を動かすように意識することです。
それでは3つのステップをご説明していきます!
1.膝をたてて仰向け
まずは膝を立てて仰向けの姿勢で行います。
この姿勢になると前傾後傾ができているがわかりやすいので、動いている感覚がわかりやすいです。
前傾の時は、反対側がはっきり見えるくらい、後傾の時は、背中がべたっとつくまで動かしてみましょう。
まずは普通の姿勢
次は前傾
また普通の姿勢に戻って
後傾
これらを繰り返してください!
2.後ろに手をついた坐位(ざい)
次のステップは坐位での運動です。
骨盤を転がすイメージで行ってください。
骨盤周りの筋肉がほぐれていくのを感じながら行いましょう!
参考動画をどうぞ!
3.立位
最後は立位で行います。立ったままできたら、だいぶ動いている証拠です!
背中のS字アーチの変化まで感じられたらOKです!
ポイントは頭の位置が変わらないことです。注意して行ってみてください。
いかがだったでしょうか?
骨盤を動かした際に、骨盤がうごいて、その動きに脚が付いてくる感覚がわかるようになれば、骨盤を意識的に動かせている証拠です。
坐位、立位はいつどこでも、行うことができるエクササイズですので、こっそりやってみてください!
毎日コツコツやっていくことが、動かせるようになる近道です。