河原勇人のランナーからトライアスリートへ
前回は「足首が硬い人向けのキックのコツとは?」という記事で、足首を平らにするキックの形に触れました。今回は泳いでいるときの姿勢、いわゆるボディポジションを良くするオススメのトレーニングをご紹介します。
トライアスリートはスイマーに比べて沈みやすい!?
トライアスリートはスイマーに比べて下半身の筋肉が発達しています。それはランニングやバイクなどのトレーニングをしているからです。そのため、下半身が沈みやすく、伏し浮きするのも一苦労です。そこでキックもただうつだけでなく、効果的に腰を安定させて身体を浮かせ続けられるようにうつ必要があります。
オススメの体幹トレーニング「片足保持」
私がオススメする体幹トレーニング「片足保持」をご紹介いたします。
腕立て伏せの姿勢で背中をまっすぐに保ち、足の甲全体を床につけます。この状態から片足を身体からつま先まで直線になるように持ち上げます。その後、ゆっくりと足を床に戻します。それを左右交互に繰り返します。意識するポイントは、腹圧をかけ続けることと、背中をまっすぐにした姿勢を崩さないことです。最初は1セット20回を目安にし、徐々に増やすと良いでしょう。
さいごに
前回でもご紹介しましたが、「レースではウェットスーツを着るからキックはうたなくていいよ」だと、海で泳ぐオープンウォータースイミングでは姿勢を安定させられないばかりか、ストロークにも力が伝わりにくく悪影響を及ぼします。ということで、キックの練習をしっかりしましょう!
年末年始も、継続は力なり。みなさまも良いお年をお迎えください!
【河原勇人のランナーからトライアスリートへ】
足首が硬い人向けのキックのコツとは?