みなさん、ウエイトトレーニングしていますか?
ウエイトトレーニングのイメージって短距離選手や野球、ラグビーといったパワー系の選手が取り組むものだと思われがちです。
長距離選手がウエイトトレーニングを行うと体が重たくなってパフォーマンスが落ちるって思っていないですか?私も「長距離選手は走り込み、泳ぎこみが大切だ!」と10年ほど前に教えられた記憶があります。
これからは「長距離選手は走り込み、泳ぎこみも大切だ!そして同じくらいパワー系やスピード系の練習も大切だ!」にしていきませんか?この話はシリーズものにして連載していきたいと思っているのでぜひご覧ください。
まず、ウエイトトレーニングってなぜするのでしょう?
教科書的に説明すると
・最大筋力の向上(一回で発揮できる力を向上させる。)
・筋肥大(筋肉を大きくする)
・筋持久力の向上(言葉のとおり筋肉の持久力を向上させる。)
という形で説明されることが多いです。
「え?筋肉が大きくなったら、発揮できる力も上がるんじゃないの?最大筋力と筋肥大って別物?」って方、いらっしゃると思います。
確かに筋肉が太くなれば持ち上げられる重量は上がりますが、それだけが筋力(パワー)を向上させるってことじゃないですよってことです。ちょっと説明していきますね。
実は普段我々が発揮している力って100%じゃないのです!普段100%の力だと思っている力って60%くらいしか発揮できていません。それを65%、70%といった感じに100%発揮できるようにすることが最大筋力の向上、そして、100%の限界値を上げていくことが筋肥大です。(うまく表現できているがわかりませんが……。)
つまり!(大変前置きが長かったですが)
いまの体のままでもきちんとウエイトトレーニングをすればたくさんの力を発揮できるのです!
もちろん、いままで使えていた部分には刺激が入っているのでその分は筋肥大してしまいますが、それよりもたくさんの筋肉を使えるようになる反応(神経系の発達)のほうが早いのです。おおよそ1か月~2か月かけて100%に近づいていきます。たまーに筋肥大目的でウエイトトレーニングされている方が1か月であまり効果が表れずやめてしまうケーズがありますが、最も効果が出始めるのはそのあたりからなのです!!まずは2か月ほどウエイトトレーニングに取り組んでみてください。
そして、
・パワーアップしてもまだまだ走りや泳ぎに余裕がある方は筋肥大して限界値を上げてみてください。
・重たくなったらいやだなーって人はそこからは最大筋力にこだわりながら維持してみてください。
※後日ちゃんと書きますがウエイトトレーニングをした後にラン、スイム、バイクといった種目の有酸素運動を行うと成長ホルモンと筋動員の関係でやせやすくなりますよ!
次回はウエイトトレーニングをする際の注意事項と回数やセット間の休憩時間について書きたいと思います。