明けましておめでとうございます。河原です。新年を迎え、皆さんも目標に向けモチベーションを高めていると思います。
寒い海で泳ぐために注意したいこと
私の地元である静岡県沼津市では、毎年元旦に千本浜元旦水泳が開催されます。ここ2年は時化で海が荒れてしまいやむなく中止でしたが、今年は無風でべた凪、水温も18℃の絶好のコンディション。今回は先導の役目を仰せつかり、参加者の皆さんを完泳まで安全に導くため、以下の点に気をつけました。
①自身の体調管理
前日は深酒や睡眠不足にならないように注意しました。
②コース環境の把握
海の状況、スタート・ゴール地点の地形、危険生物などの確認。ライフセーバーにコースの状況を尋ねるのも大切です。
③陸上でのウォームアップ
当日の試泳が不可だったため、陸上で身体を動かし心拍数をあげました。入水時は心臓から遠い足から入り、末端から少しずつ身体の中心に向かって水をかけ、身体を冷水に慣らしました。また、開催前日までに何度か、水風呂等を使い身体を冷たさに順応させました。
③最初はリラックスしたハイピッチで
まだ身体も温まりきっていない出だしは、キックを細かく打ち、腕を早いテンポで回して泳ぎました。ただし、今回は後続の方々が余裕を持って付いてこれるペースを保つことが最も優先する事項でした。
④次の目標の位置を確認
ブイを回った後、キックスカーリング等で次の目標の位置を確実に把握します。水中では目線が低くくなるので目視しづらく、また逆光などで見えにくい場合が多々あります。次のブイの延長線上にある構造物や山などの動かない遠景を目印にするのもよいでしょう。
⑤周囲の状況を確認
前方確認のほか、左右両側での呼吸、また時折バックストローク(背泳ぎ)を入れて、他の泳者の状況を確認しながら泳ぎました。
出だしは冷たいものの、泳ぎ終わる頃には身体も温まりました。焚き火、お汁粉、そして応援者の励ましの温かさは格別でした!