今シーズンもオフとなり、来シーズンに向けて、練習を開始している方も多いでしょう。また、東京辰巳国際水泳場などの50mプールでトレーニングもしている方もいらっしゃると思います。
そこで、今回は50mプールにおいてクロールで1,500mや3,000mなど長い距離を泳ぐ時のコツをご紹介いたします!
以下を参考にぜひ練習してみてください。
①「けのび」を大切に!
今回は50mプールなので、50m毎に「壁」を蹴ることができます。水泳においては、実は「泳ぐ」よりも「壁を蹴る」を方が速く進みます。そのため、壁を蹴ってしっかり「けのび」ができればその分お得ですよね!
オススメは、壁を蹴ったら「3~5m」を目安にけのびをしてください。とはいっても、完全にスピードが落ちるまで「けのび」をする必要はありません。
◆「けのび」については『「ストリームライン(けのび)」の作り方』をご覧ください。
②「ターン」はゆっくり丁寧に!
①と少し同じ内容になりますが、距離が長くなればなるほど、ターンの回数も増えます。皆さん、普段のレースではターンをあまり意識されたことはないかもしれませんが、実はここもひとつのポイントです。
オススメは、ターンは「速く」やるよりも「ゆっくり丁寧に」やった方が、結果的に速く前に進みます。なぜならば、ちゃんと「けのび」ができるからです。ターンは「けのび」をするために準備だと思って丁寧にやりましょう!
◆「ターン」については、『クロールのターンをマスターしよう!』をご覧ください。
③はじめは少し速く泳いでみる
50mプールなので、50m単位のお話になりますが、普通に考えると「壁を蹴る→けのび→クロール」という順番ですが、オススメは「壁を蹴る→けのび→少し速いクロール→マイペースクロール」です。
水泳は基本的に「減速」するスポーツになります。よって、「けのび」の勢いがあるうちは、初めにある程度速く泳いで、その流れでマイペースに持っていった方が、50mの後半が楽に泳げるはずです。ただ、速く泳ぎすぎバテてしまうので禁物ですよ!
④泳ぎに迷ったら「2ビートキック」
おそらく泳いでいる途中で、手と足のタイミングが分からなくなると思います。その時は、手のストロークに合わせて2ビートキックをしてみましょう。一度ストロークをいつもよりゆっくり目にしてから、タイミングを合わせることがコツです。そして、ストロークを合わせられたら、徐々にストロークのテンポを上げていきましょう。気持よく泳げるテンポを見つけることも重要ですね。
⑤距離がわからなくなったら、ペースクロックを見てみる
ほとんどのプールサイドには泳ぎながら確認できる(プールによってはヘッドアップになるかもですが……)ペースクロックがありますので、これを利用します。
まず前提として、泳ぎ始める時間を確認しておくようにしましょう。オススメはキリがいい時間からスタートするとわかりやすいです。そして、途中で自分が泳いでいる距離がわからなくなったら、50m毎のタイムを確認してみましょう。それを何回か確認します。例えば、50m毎に1分くらいのペースで泳いでいると確認できれば、1,500m泳ぐ場合には30分かかりますよね。ということは、スタートしてから30分後には終わっていることになります。もちろん、途中でバテてタイムが変わることも予想されますが、練習をしている方であれば意外と後半のタイムもそこまで変わりません。
もちろん、完璧に距離を把握しながら泳ぐことも重要ですが、なかなか数えられないものですので、ぜひこの方法を試してみてくださいね!
さいごに
長い距離を泳いでいるときは、意外と頭はクリアで色々と考えることができるものです。
そのため、ただ、ぼーっと泳ぐのではなく、自分の泳ぎの様々なポイントに意識を集中してみましょう。例えば、1,500m泳ぐときは、300mをキャッチ、300mをストローク、300mをリカバリー、300mをキック、300mを手と足のコンビネーション、などなど。ポイントごとに意識を集中してみると、自分の泳ぎの特徴やクセ、改善すべきところが見えてくることがあります。
泳ぎが上手くなるためには、まずは自分の泳ぎを知ることが大切です。ぜひ実践してみてください!
ご不明な点、気になる点がありましたら、お気軽にご連絡くださいね!
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