トライアスロンのスイムやオープンウォータースイミング(以下:OWS)などの海や湖、川などの自然環境で泳ぐ競技は、プールと違ってコースロープもないし、プール底のラインもないし、もしかしたら透明度が低くて全然水の中が見えないかもしれないし……という状況になります。
そのため、自分がどこを泳いでいるのか、自分がどの方向に向かっているのかを把握することがとてもとても重要になります。そこで必要になってくるテクニックが「ヘッドアップクロール」です。
ヘッドアップはその名の通り頭をあげるわけなんですけども、目的としては水の中から「目」を出して前方を確認することになります。よって、まずは「目」をしっかりと水中から出さないといけないわけです。しかしながら、ただ出せばいいというわけではなく「前方」を「確認」できることが重要なのです。
ということで、今回はスイムがちょっと苦手な方や初心者の方におすすめしたいヘッドアップのテクニックをご紹介します。
「前方確認」と「息継ぎ」は分けよう
まずはこちらの動画をご覧ください。
はて?なんのことやら?
となる方も多いと思いますので解説しますね。
まず一番のポイントはヘッドアップの時、つまり目を出して前方確認するときに「息」をしないということです。
前方を向いて頭をあげて息をすると「水」が口の中に入りやすく、とてもとても危ないのでスイムが苦手な方や初心者の方にはおすすめできません。
よって、ヘッドアップの時には口を出して息をせず、目だけを出してしっかり前方確認をしましょう。
そして、ヘッドアップが終わり頭を戻したら、次に通常通りの「息継ぎ」をします。
つまり、「前方確認」のためのヘッドアップと「息継ぎ」を交互にするわけですね。
ヘッドアップのタイミングは「プッシュ」
では、どのタイミングでヘッドアップ、つまり頭をあげればいいのでしょうか?
答えは、ストロークのプッシュの時です。
例えば左手のストロークがプッシュの時にヘッドアップしたとします。その時右手は前方にしっかり伸びている状態になります。
よく間違いやすいのは、腕で水を下に押して頭をあげようとすることです。
確かにこれでもヘッドアップはできるのですが、ヘッドアップするためのストロークになってしまうので、前に進むエネルギーが分散されてしまいますし、とっても腕が疲れます。
そのため、片手はしっかり掻いてスロトークの終わりでプッシュし、もう片手はしっかり前に伸びている時にヘッドアップするように心がけてみましょう。
いかがだったでしょうか?最終的にはご自身がやりやすい方法でヘッドアップするのが一番かなとは思いますが、ぜひご参考にしてみてくださいね!
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