トライアスロンのスイムやOWS（オープンウォータースイミング）などは長い距離を泳ぐので、「スピード」を意識した練習をされない方が多いと思います。しかしながら、この「スピード」、実はとても大切なのです。今回はトライアスロンスイムで必要な「スピード」の考え方をご紹介します。
スピードの切り替えは難しい
まずはスピードと呼ばれるものが2種類あることを理解しましょう。一つ目は自分のペースで泳ぐスピード、二つ目は前に泳いでいる人を追い抜くときなどに使うスピードです。
もう少し詳しく説明すると、一つ目は、基本的に誰にも邪魔されずに自分のペースで泳ぐことです。長い距離を泳ぐトライアスロンやOWSにはとても重要なスピードですね。また、スタート直後にバトルに巻き込まれないよう、人より前に出るためにバッと最大スピードで泳ぐこともこれに当てはまります。
二つ目は、例えば大体同じスピードか、もしくは、少し遅いスピードで前を泳いでいる人を追い抜くときに、いつもの自分のペースより速く泳ぐこと指します。水泳はいきなりスピードをあげることがとても難しいスポーツです。そのため、「スピードの切り替え」をするトレーニングをしっかりと積むことで、ストレスなく前の人を追い抜くことが可能になります。
ストップ＆ゴーで短い時間でトップスピードに
「ストップ＆ゴー」という練習があります。主に水球の選手がやる練習ですが、こちらはトライアスロンのスイムやOWSにも非常に有効です。
オープンウォーターで泳ぐ場合は、上述したスピードをバッとあげて前の人を抜いたり、または、いきなり前方に人が現れて止まらざるをえない場面が発生します。
この時に、ノロノロと泳いでしまうといつまでたっても状況が変わらず、ストレスフルの中で泳がないといけなくなります。そこで、いかに短い時間でトップスピードにあげられるかが重要になります。
いかがだったでしょうか？もっと詳しく知りたい方はレッスンにぜひご参加くださいね。それでは、しっかりと練習してトライアスロンやOWSのレースを楽しく頑張りましょう！
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